先日、あるお客様からリフォームのご依頼を受けました。
その方は巷でよく見かけるようなデザインの、８ｍｍサイズの丸玉天然石にゴムを通してつなげたシンプルなブレスレットをお持ちになりました。

その一本のブレスレットは、写真のように、いろいろご相談の結果丸玉の間に最近アトリエに入荷したラブラドライトという石を挟み込んで、ブレスレットとネックレス、そしてイアリングの３点になりました。
ラブラドライトというのはムーンストーンの系統の石で、緑やオレンジ、青など、さまざまな色に光りますが、中でも、ブルームーンストーンのように、青く光るものが上等とされます。
生地がしっかりとしたダークグレイで、このように青く光るのは、良い石ならではです。
オパールのようにも見えるこの光が特徴的な素敵な作品になったと思います。

ちなみに、丸玉は３粒ほど残りました。
これでまだなにか作れそうですね～。

こういう風にグレードアップさせて楽しむテクニックは、私が昔からよく自分用にやっていました。
デザインが飽きたり、金具が古くなったりしたら、こうしてリフォームしたものです。

天然石の世界はなかなか奥深いですよね～。
でもこれって見方を変えると、エコロジーじゃないかな～とも思うのです。
ひとつの石を何度もリフォームするのですもの。
もしかすると、お母様から娘さんに、そしてそのまた娘さんへと、長ーく楽しむこともできるかもです。