「アンジェリカ」

128センチの超ロングのラリエットができました。
作品名は「アンジェリカ」です。

大粒の宝石質のAAAラブラドライトを2粒使い、その近くには上質なカイヤナイト、そしてアンティークの香りがするようなカットの水晶と、ラピスラズリをステーションにして配しています。

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ラブラドライトは向かって右にちらっと見えているような黒っぽい石ですが、レッセンスといって、光のかげんでグリーンや黄色、オレンジ、ブルーなどに光ります。
中でもこのようにブルーに光っているのはクオリティが良い証拠です。みていると吸い込まれそう。
ずいぶんとグレードが高い仕上がりになったと思います。
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作品名の「アンジェリカ」ですが、実はプッチーニの名作からいただきました。
その物語の主人公は修道女で名をアンジェリカといいます。一幕もののドラマチックなお話なのですが、物語の最後にアンジェリカが大いなる神の許しを得て幸せになるというところが好きなのです。

またそれとは別に、典礼聖歌第7編に「マリア様の心、それはサファイア・・・」という歌の一節があるのですが、ラブラドライトの青い光をサファイアのそれにみたてて、荘厳な中に、正しく美しく生きようと悩むアンジェリカの孤高の魂をイメージしました。

余談ですが、小さいときにわたしが育った家の真向かいが教会で、日曜にはミサの歌声が毎週聞こえてきました。
子供が通う日曜学校にもよく行ったものです。(とはいえ、教会到着には5秒くらいですケド)
わたしはキリスト教の信者ではないんですが、今でも賛美歌が好きで、よく歌っています。まあ、小さい頃から親しんだ子守唄みたいなものかもしれません。実はHotch車のBGMにも賛美歌がはいっているんですよ~。

まあともかく、静かに光るレッセンスの光が素敵なラリエットです。
これだけ長いと首に二重に巻くこともできますので、いろいろとかけ方を変えて楽しめると思います。

Comments

  • アンジェリカ・・・・・すてきなお話の由来の作品名ですね。
    お話をよんでいて中高生のときの 宗教の授業 ミサの時間を思い出しました。私も聖歌すきです。我が家(追分)のまわり夏になるとみなさん長期に滞在して特にお隣の奥様がよく讃美歌(プロテスタントなので)を口ずさみながらお洗濯物をほしながらきれいなお声で唄っていました。
    8月の日曜日の午後は みなさんお庭で集まりティ-パ-ティ-をして讃美歌をうたって・・・おしゃべりして 私たちもさそってくださりその頃楽しかったです。
    ブル-のラブラドライト大きくてゴ-ジャス・・・・またこれも拝見したいですゥ!

  • そうですよね。まりーさんのお家はまわりにキリスト教系の方たちばかりの場所でした。
    賛美歌でお茶会とは素敵ですね~。
    「アンジェリカ」のブルーをサファイヤのように・・・と言いましたが、ラブラドライトの場合はよく見ると細かい星の粒のような輝きが集まって青を形成していています。
    マリア様の心のサファイヤの煌きはないのですが、厳かなブルーなんです。ご覧になりにきてくださいね。