パリ二日目 マレ~マドレーヌ教会

さて、またパリの旅行記に戻ります。

バスティーユのマルシェををひとしきり堪能した後は、徒歩でマレへ向かいました。
ここはかの有名なパリの紅茶の聖地、マリアージュ・フレールがあるのです。

パリにはもうひとつ、Kusumiティーという有名なお茶屋さんもあるのですが、クスミは自社サイトで海外へ個人輸出もしているので、わたしは気に入ったお茶はいつもパリから取り寄せています。
でもマリアージュは日本の販売店に気を遣ってか、日本から個人輸入できません。
そして日本で買うと、かなりお高め。
たとえば今回買ってきた、ダージリン2013セカンドフラッシュのお勧めは現地で100g5000円くらいでした。
それが日本にきたら2倍はぜったいにするので(というか売ってないかも)、パリに来たら無条件に買いに来るしかないのです。

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大きなお茶筒で量り売りしてくれるコーナーもありますが、この棚はひとつひとつ缶に入ったお土産用。
中が真空パックで鮮度が保持できて便利。定番品はほとんどこの棚にあります。

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これは1階の売店の奥にあるティーサロンのカップ。

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今日はりんごのシブーストをいただきました。
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美味しいお茶とケーキで一息ついて、今度はメトロでPONT MARIEへ。
目指すはマドレーヌ教会。

大きすぎてカメラに収まらない!
やっと正面がなんとかここまで。
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古代ローマの神殿を模倣したネオ・クラシック様式の建物で、柱がまさにロマネスク。
すごく重厚です。

ここは3人のマリアと呼ばれる、マリアのうちの一人、マグダラのマリアを祭っています。
3人のマリアとは、イエス・キリストが架刑に処せられた後、お墓に集まった、マグダラのマリア、聖母マリアと、ヤコブとヨセフの母マリアといわれています。

わたしがマグダラのマリアを好きなのは、彼女が元は男性に春を売る女性だったために、イエスの取り巻きからいじめられ、イエスをもてなしたい一心で訪れたのに、みなからいろいろと言われ、蔑まれる中、イエス様はマリアからのもてなしを喜んでお受けになった(わたしの要約なのでかなり雑ですが^^;)という聖書のお話を昔聞いてなんだかとっても感動したからなのです。
そのこと以来、彼女は生活を改めて非常に忠実な僕となったということですが、そのような複雑な経歴のあった(とされる)女性を、こんなすごみのある大聖堂で祭るなんて、どんなことだろうと、一度訪れてみたかったのです。

行ってみてびっくり、すごく美しくすばらしいところでした。
わたしはキリスト教信者ではないけれど、歴史的な価値とともに、当時から現代まで、ここに集う人々の熱い思いを(信仰心かな?)ちりちりと肌で感じるのです。

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この教会の門の前を望むと、ずっと向かい側にコンコルド広場が見えます。
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ちなみに、教会の中はもちろん撮影禁止でしたけど、その晩、ベルディのレクイエムのコンサートが開催されるそうで、祭壇の前にステージを設営中でした。
教会の中で聞くコンサートはさぞや素晴らしいだろうと相方と話しながら教会を後にしました。
今度はもっと時間にゆとりをもって来たいものです。

この日はほんとに盛りだくさん、・・・次回に続きます。